8/1 絵本ウラ話(2)
さ〜絵本を作るぞ!と意気込んでスタートしたのが今年1月。
早いもんでもう8月に入ってしまいました。
こんなロングなプロジェクトは自分でも初めてです。
いや、初めてだからロングになったのか…笑
とにかく「初めて」ということは何かと大変だなあ、と
やってみて思うことばかり。
そもそも、去年の今頃までは「絵本」という言葉に全くピンとも来ていませんでした。
「森 温さんの絵は物語ができそう」と、
展示をするたびに、よく言われていました。
でも「絵本」って…
ストーリー考えなきゃダメでしょ?
当時の私はストーリー作りなんて自分には出来ない、
と勝手に決め込んでいました。
いやいや、ハリーポッターみたいな長編を考える必要なくない?
もっと短い内容でも良くないかな?
なんて気分に不思議となったのが今年に入ってから。
自分の中で、なんだか伝えたいことがフツフツと湧いてきたのです。
この数年、いろんな人といろんな話に沢山関わることが出来て、
その中で自分もいろんなことを考えてきました。
「あ、やっぱり自然と人の暮らしについて描きたいし、書きたいんだ。」
と気付きました。
有言実行が私のモットーです。
とにかくまず、周りの人に「絵本作る!!」と宣言しました。
とは言うものの、
ストーリーと絵はすぐに出来上がったけれど、
実際の「本の形」にするってどうしたら良いんだ・・・?!
頭にハテナマークが飛び散っていました。
たまたまその頃、知人に誘ってもらい、
兵庫は芦屋川にある古書店「風文庫」さんへ行く機会がありました。
沢山絵本があるということで、
私も何かヒントを得たいと思っていました。
そこでオーナーの長谷川さんと出会い、
絵本を作っていることをお話しすると、
「ぜひ絵本展やりましょう!」と一言。
しかも「製本している方を知っているよ」との有力情報!!
この言葉で私の絵本作りが一気に加速しました。
しかも、数年前にふと訪れていた古書店
「三鼓書房」の三鼓さんとも再会し、
「絵本作り手伝うよ!!」と
協力してもらえることにもなったのです。
不思議なもので、いつも何かをスタートする時、
わからなくて困っている時、
どこからか自分を助けてくれる人が現れる…
神様がどこかから見ていて
必要な人に合わせてくれているとしか思えない。
こういうのを「ご縁」というのかな。
そんなわけでバタバタの絵本制作、
製本については、書物研究会の高橋先生に教えてもらいながら
いよいよ完成に向けて猛ダッシュです。

現在、風文庫さんにおいて
「MY BOOK展」を(フライング気味に)開催しております!
絵本は来週末にお披露目予定です。
ぜひお越しください!
2019.7/26〜8/21
11:00-19:00
定休日:火曜・木曜
*8/13-16は夏季休業中