絵描きの日々③〜教師編〜
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
特に役に立つ情報をお届けしてないのですが笑、
こんな生き方をしてる奴もいるんだなあぐらいに楽しんで頂ければ嬉しいです。
さて、連載になってしまった絵描きの日々。
(以前に書いたものはこちら↓)
自営業ならではの苦労と自由なところ、楽しみなんかを語りました。
さて今日は私の人生で今のところ一番長く勤めた公務員生活についてです。
しかも「先生」と呼ばれる仕事を、この私が、10年もやってきました・・・
今振り返ると、本当に子供たちついて来てくれてありがとう・・・!!
としか言いようがないです。
それぐらい、当時は必死でした。とにかくやることが多すぎる。
朝起きてから寝るまで、つまり6時から夜12時までの間、16時間はずっと仕事(学校)で、その他の2時間はご飯食べるかトイレ行ってるかお風呂はいってるか、ぐらいしかありませんでした。
空き時間のほとんどない授業数の多さ、さらにプレッシャーのかかる研究授業、テストの準備(もちろん自作)と採点、家庭訪問、部活指導、生徒指導、やたらある〇〇活動、〇〇会、〇〇会の役員とその仕事、クラス担任の仕事、地域の行事参加、時間取られる出張、帰ってきたら問題勃発。笑
・・・それを月〜金、週末は部活。
完全に過労死モードですよね。笑
最近はようやく週末の部活を無くすように、練習時間を減らす動きが出て来ましたが、おそらくほとんどの学校ではまだやっているでしょう。
私は美術部を持っていたので、まだ自由にゆっくり活動していたのが救いです。
そんな毎日で、学校によっては出勤してすぐ保護者からの電話、授業の合間にも電話、放課後も電話・・・
っていつ授業の準備や成績つけたらいいのーーー!!な時期もありました。
もちろんやりますよ、それは午後9時を回ってから・・・
今考えると異常な職場環境ですが、「それが当たり前」なんです。
もちろん担任もやっていました。
たくさんの子供たちの進路に携わることになります。
そして、道徳の授業で「夢」や「将来」について話をするんです。
その時にふと湧いた気持ち、
「あれ?そう言えば私の夢ってなんやったかな・・・?」
それまで日々忙殺されて、自分を振り返ることなんてありませんでした。
でも、一瞬頭に浮かんだこの想いが、その後の人生大きく変えるきっかけとなったんです。
それでも「イラストレーター」やる、という決意はまだ生まれていませんでした。
だけどやっぱり諦めきれへんねんな、自分!というのが分かってきて、
そうなると今度は周りの人に決意を言う事にしました。
口に出して言うんです。あえて。
そうすると、みんなに言ってしまった手前、もう後戻りできない笑
そうやって自分で場を作っていった感じです。
あの修行のような、教師の日々。
あの苦労、人との関わり、そして感動。
頼りない先生なりに頑張ってきて、お陰で沢山の経験を積ませてもらいました。
何より、本当に自分がしたい事に行き着くことが出来て感謝です。
そして、全国の先生たち。
この時代に子供、家族、地域を見ていくご苦労はすごいなと思います。
少しでも職場環境が向上して、先生たちが幸せに生きて欲しいなと願います。
先生が、そんな過労死しそうな生き方してたら、子供たちも大人になるのが嫌だなーと思いますよね。
実際、教師の数は年々減ってきている・・・ 大人が生き生きと仕事している姿や生き方を見せるのが、本当の意味で教育かなあと思うのです。
それは決して先生だけでなく。
